お悔やみの言葉のありがたさを、親をなくしてから初めて感じるバカ息子
お悔やみの言葉を初めて頂いたのは、一昨年の夏だった。父の死が強烈に残っている。初めて喪主をして皆様にご挨拶をしたことや、たくさんのお花をいただいたこと、そして電報・弔電をいただいた。葬儀のマナーも知らない自分は、当時頭の中が真っ白であった。たくさんのお香典を頂いたことや、ご協力いただいた方々に感謝申し上げます。あらためて、お礼のお手紙やはがきを書きお礼をしたのだが、最近は、メールでばかりやり取りしているせいか、手紙の書き方文章の作り方に悩んだのを思い出す。あまり経験したくはないが、誰もが通る道である。その時には先人・先輩から文例として、例文として引用できる用にしておいたほうがいい。
お悔やみの言葉を述べるとき、何を言っていいのかわからないものだと、思い知らされた。一つのメッセージであることには違いないのだが、そのスチュエーションから申し上げずらいものである。「このたびはご愁傷様でした」この一言がぎこちない。親の死があってから格段に、いろんな方のお通夜やお葬式、告別式に行く回数が増えた、こちらからお悔やみを申し上げるのがぎこちないと、喪主の方のお返事もぎこちなくなる。また、弔詞というのも難しいのだとおもう、自分はしたことはないのだが、あまりに周りが引く弔詞はいかがなものとも思うし、しかしいざ自分となるとこれも簡単なことは言えないと思う。
本日は、お忙しい所父○○の通夜にご参列いただき誠にありがとうございました。また、過分なるご香料ご焼香を賜り衷心より御礼申し上げます。私は、長男 ○○と申します。親族を代表いたしまして一言申し上げさせていただきます。〜亡くなられた方のこれまでの生きた足跡と、死に至るまでの経過を簡単に述べる〜これまで賜りましたご厚情ご厚誼に感謝申し上げますと共に、存命中にご迷惑をおかけいたしましたこと、○○になり代わりお詫び申し上げます。また、残されました私どもに生前同様のおつきあいをお願い申しあげまして、簡単ではございますが挨拶とさせていただきます。本日は長時間にわたりご参列いただき誠にありがとうございました。この文面が、自分が一昨年の喪主挨拶で話した内容です。割と亡くなってからやることが多く、挨拶を考える時間がないので、もし参考になるのならば使ってもらえればうれしいです。